プラスチックは、私たちの日常生活で様々な製品に使われています。レジ袋やペットボトル、商品のパッケージなどの、プラスチックごみが、ポイ捨てされたり、放置され、雨や風の影響で河川に入ります。最終的には、海に流出し沖へと出て行きます。
海のプラスチックごみは、ほとんどが陸から流出されたプラスチックごみなんです。
高知の大月町・柏島、仁淀川や種崎海岸でのごみをご覧ください
大月町・柏島で島民総出の浜掃除
大月町の柏島では、年に一回、夏のレジャーシーズンを前に、島民総出の浜掃除が行われています。
その時の漂着ごみを見て下さい。凄いです!
こんなに大量のごみが、高知県の西の端である、大月町・柏島に打ち寄せられています。
仁淀川一斉清掃
まずは、仁淀川一斉清掃(2011年)の風景をご覧ください。
ボランティア活動の皆さんのご尽力には頭が下がります。
こんなにごみが、集まりました。仁淀川が綺麗になりました。
高知市 種崎・海岸清掃
こちらは、高知市の種崎海岸。掃除の模様をご覧ください。
こんなに大量のごみが海岸に打ち寄せられ、漂着しています。
高知県の西の端である大月町・柏島。また、高知市の西側である仁淀川や、高知市種崎海岸に漂着しているのです。
海岸や川にあるごみ。そのごみ以上に、海岸や河口から、沖へ沖へと流されていくのではないでしょうか。
ごみが、川から海へ、そして沖へ流されていく様子!
プラスチックごみは、陸から流れて海へと流出していきます。
海に流れ出たプラスチックのごみ。それは、潮流や風によって遠くまで運ばれます。水面や水中を浮遊しながら遠くの沖まで運ばれ、海底に沈みます。
日本は四方を海に囲まれています。海に流れ出たごみは、私たちの生活の結果なのです。回収できない漂着ごみの様子は、上記の画像を見ていただければお分かりいただけます。その量は、凄まじく大量です。
環境省の調査では、日本全国で回収した漂着ごみは、約3万トン(2016年度の環境省調査)です。その3万トンの中でも、プラスチックごみが最多品目と言う事です。外国からも漂着するでしょうが、日本の海岸で回収される多くは、日本国内から出たごみです。
私たち自身が捨てたプラスチックごみが、海洋生物に大きな悪影響を与えています。
海に浮かぶゴミを発見した「漁師」が海に飛び込んだ!そのゴミの正体に驚愕!
もちろん、海洋生物に危険が及んでいるのは、世界各地で報告されています。
2019年3月に、フィリピンの海岸に、クジラが打ち上げられました。そのクジラの胃袋からは、40kgのビニール袋が発見されました。
なんと、痛ましい事でしょうか。人間が出した廃棄物が海に漂流し、その結果、クジラの胃袋から出てきたとは、残念な気持ちで一杯になります。
次に、ご紹介したい事例があります。南アジアのパキスタン・カラチ沖で、漁師さんが、海に浮かぶゴミを見て、飛び込んだのでした。何故?そのゴミの正体に驚きました!
そのパキスタンで漁師さんが、飛び込んで救出しようとしたのが、この海洋生物でした!
そうでした。海カメを助けようとして、漁師さんが海の中へ果敢に飛び込んだんです。
その一部始終がこの動画になります!
もう一つ、海洋生物の危機を見ることが出来る動画をご紹介します。
人間が捨てたゴミで、沢山の海洋生物が命を失っています。人間が捨てたゴミがどのように動物たちを傷つけるのか、この動画をご覧になるとご理解いただけます。
まだまだ海の廃棄物によって、苦しんでいる生物がいるんです
プラスチックの袋に閉じ込められたコウノトリ
アホウドリの死骸(ミッドウェー諸島で発見された)
プラスチックごみ⇒奇形化した亀
海洋生物が危機に瀕しています。それは、人間が廃棄したプラスチックゴミなどが、引き起こしている現実です。高知県の河川、海岸の漂着ごみをご覧頂きながら、地球の大きな環境問題として、考えていかなければならないことを申し上げました。
人間だけが地球を汚しているなどと、そんな投げやりなことをいうつもりは、ありません。
ですが、人間は様々な生物と共存していかなければならないです。多様性と、共存。その問題を考え続けることが必要だと、高知県在住の高知市民としても強く感じているのが現状です。
最期までご拝読を下さり、ありがとうございました。